東アジア地方政府会合提唱者会合
2010年の平城遷都1300年祭の目玉行事の一つ、国際会議「東アジア地方政府会合」に先立ち、「東アジア地方政府会合提唱者会合」が、2009年10月25〜27日、日・中・韓3国の19地方政府の関係者106人が出席し、奈良県新公会堂で行われました。
参加したのは、中国からは揚州市、江蘇省、洛陽市、西安市、韓国からは慶州市、慶州北道、忠清南道、公州市、瑞山市、日本からは、奈良県、岐阜県、静岡県などで、最終日には、地方政府に加えて政界・財界の関係者も加わり、「これからの日・中・韓交流の推進」に向けたダイアローグ(対話集会)が実施され、現在の地方政府の課題などについて、活発な議論が展開されました。
Hebisは、揚州市聞(ウェン)副市長のレセプションでのスピーチのほか、この一連の会議に用いられた各種資料の翻訳を担当しました。聞副市長のスピーチのテーマは、「文化保全による精緻な現代揚州の建設」であり、その内容は、こちらのPDFファイルをご覧下さい。
現在、東アジアにおいて地方政府級の定期会合は一つしかありません。この会合は、グローバル化の進む国際環境の下で、将来的に大きく飛躍することが見込まれる東アジアにおいて、地方自治体が定期的に会合し意思疎通を図ることにより、中央政府レベルの交流を補完しつつ、地方政府の安定した連携を強め、経済、文化など多分野における関係発展につながると期待されています。採択された「奈良声明」では、3国以外にも、今後、ベトナムやインドなどにも呼びかけることとしています。
なお、「第一回東アジア地方政府会合」は2010年10月、奈良市で開催される予定です(参考URL: http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-19680.htm)。
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